当クリニックは、在宅療養支援診療所として、在宅医療に取り組んでいます。地域基幹病院等との連携を密にしており、切れ目のない病療体制を構築しています。特に、末期がん患者様の自宅療養をはじめとする、在宅緩和ケアにも積極的に取り組んでいるのが大きな特徴です。

千葉県における在宅医療体制の強化を目指し、この分野における人材育成やサポート体制を整えています。また、在宅クリニック運営のノウハウ提供による独立開業支援も行っており、サテライトクリニックの運営をお任せすることも可能です。個々の要望に柔軟に対応しています。

職員同士の協力体制や関係性も極めて良好で、相談しやすく、働きやすい環境です。

私がすずらんクリニックを開設したのは、これまでの医師経験を通して、千葉県内の在宅医療体制のさらなる充実を志そうと考えたのがきっかけです。

在宅治療が必要な患者様に安心を提供することができれば、不必要に救急車を呼ぶこともなくなりますし、万が一の時も受け入れ病院側がこれまでの治療経過を知ることが出来ればスムーズに対処することが出来ます。そのため当クリニックでは一般外来診療に加えて在宅医療も積極的に展開しています。中でも特に力を入れているのが、末期がん患者様の自宅療養をはじめとする在宅緩和ケアで、近隣の千葉県がんセンターや千葉東病院など地域の基幹病院から数多くの患者様を紹介頂いています。そのため年間100名以上の患者様に対して、在宅で最期を過ごすお手伝いをさせて頂いており、一般的な在宅療養支援診療所よりも在宅緩和ケアに積極的に取り組んでいるのも当院の特徴だと言えるでしょう。

在宅医療では、病院での外来診療と異なり、一人ひとりの患者様と向き合う時間が長くなるため、強い信頼関係が生まれます。出来ることが限られる中でも、最善の治療法を選択し、入院期間の短縮や、住み
慣れた在宅環境で穏やかな時間を過ごすという形で治療効果をあげていく、そんなやりがいを感じられるのが訪問診療の特色であると思います。

今後、在宅医療の認知度やニーズが、より高まってくることは間違いありません。実際、近年は千葉市内でも在宅療養支援診療所の届出数が増加傾向にあります。それぞれの立地、専門分野などのメリットを生かしながら、お互いに連携しあうネットワークを構築し、「千葉は在宅医療の先進地域」と言われることを目指していきたいと考えています。